もくじ
ハムスターを飼う前に考える事
▼ハムスターを迎える前に見ておきたい参考動画▼
最後まで面倒をみる
当たり前の事ですが、ペットを飼い始めるのは簡単なのですが、最後まで面倒をみるという飼い主の責任も出てきます。途中で嫌になったから、面倒になったからと捨ててしまったり、餓死させてしまったありというのはやはり良くない事ですよね。
とくにお子さんのいる家庭で、子供が飼いたいという場合があると思いますが、子供というのはどうしても飽きっぽい所があるので、大人達が責任を持って教えたり、引き継げるように話し合っておきましょう。
ハムスターの性質
ハムスターもそうですが、ペットにはそれぞれ習性や個性があります。それらを理解しないで飼うというのは飼い主にとっても、ペットにとってもストレスやトラブルの元になります。
たとえば、ハムスターは夜行性なので朝やお昼に無理やり起こして遊ぶのはもちろんハムスターにとってはストレスの原因になります。また必要以上に構ったり触れたりするのもハムスターにはストレスになります。
なので、このサイトで少しでもハムスターを理解し飼うようにすると良いと思います。
一匹で飼う
一匹では寂しいだろうと、同じケージにいきなり複数で飼うのは良くありません。逆にケンカしたりとストレスの原因にもなります。複数で飼うには条件があるのでそれらを理解してから飼う様にしましょう。また初心者は一匹から始めることをオススメします。
ハムスターは一匹でも生きていける動物なので、無理に複数で飼う必要はありません。
獣医さん
ハムスターを飼っていると怪我や病気をしたりもします。そんな時に困らないようにハムスターを診てくれる獣医さんを出来れば見つけておきましょう。何かあった時にも慌てないですみます。
家族の協力
ハムスターに限らず、ペットを飼うときには家族の協力が必要な時があります。自分が面倒を見れないときもあると思います。そんな時に代わりに面倒を見てくれる人がいると助かります。身近なのは家族ですが、近隣にもいるといいのかもしれません。
ハムスターを飼う前に少し考えておきましょう。
ハムスターの種類を選ぶ
ハムスター選び
ハムスターには大きく分けてゴールデンハムスターとドワーフハムスターがいます。ドワーフハムスターの中に、ジャンガリアン、キャンベル、ロボロフスキーという種類があります。それぞれ特徴などが少し違うので買い方も少し違ったりします。
その中で自分にぴったりなハムスターを選んで飼う様にしましょう。また同じ種類のハムスターでもそれぞれ個性があり違うのでどの種類が良いというのは一概にはいえません。ハムスターの性質等を参考にしながら選んでみましょう。
ゴールデンハムスター
ペットとしての歴史が長く、昔はハムスターといえばゴールデンハムスターでした。性格は一匹ならおっとりしていてとても飼いやすい。複数の場合縄張り意識がとても強く争う事があります。基本は一匹で飼うハムスターです。
大きさもドワーフハムスターに比べて2倍近くあるので、一緒に遊ぶには適している種類なのかもしれません。
ジャンガリアンハムスター
最近のペットショップでよく見かけるのは大抵ジャンガリアンと呼ばれる種類です。その理由は人になれやすく飼いやすいからです。性格も割りとおとなしく初心者でも飼いやすいと思います。
キャンベルハムスター
ジャンガリアンととてもよく似ていますが、ジャンガリアンよりも体が少し大きく、気が強い種類です。子供の時から飼うと良く慣れますが、そうでない場合苦労しながら飼う事になるかもしれません。キャンベルはカラーが豊富なので人気はあります。
ロボロフスキーハムスター
ロボロフスキーは他の3種類に比べてとても体が小さい種類です。動きはとても早く見ていて楽しいハムスターです。サイズが小さいという事と臆病な性格の種類なので一緒に遊ぶのは難しいと思います。どちらかと言えば観賞用のハムスターになると思います。複数で飼う事が出来る種類なのでワサワサ動き回る姿が可愛いらしい種類です。
最初の方でも言いましたが、同じ種類のハムスターでもそれぞれ個性が違うのと、育つ環境によっては性格が変わるので、ロボロフスキーでも人に懐く時もありますし、ジャンガリアンでも懐かない場合もあります。どの場合でもハムスターの個性を尊重し仲良く一緒に暮らせると良いですね。
複数で飼う事が出来るのか?
1匹飼い?複数飼い?
これからハムスターを飼い始める人にとって一匹で飼うのか複数で飼うのか迷うかもしれません。
ゴールデンハムスターの場合一匹で飼うのが基本です。野生のゴールデンハムスターは単独で生活しています。ゴールデンハムスターは縄張り意識が強く複数で一緒のケージにいるとケンカしてしまいます。
どうしても複数で飼いたい場合は一匹つづ別のケージに入れなければなりません。ゴールデンハムスターの数だけケージを用意しましょう。ゴールデンハムスターを一緒にしてもいいのは、繁殖期のオスメスだけです。それ以外の時期のオスとメスでもケンカしていまします。
ドワーフハムスターなら比較的複数で飼う事が出来ます。しかしすべてが一緒に飼う事が出来るとは限りません。ペアでも集団でも子供の時から一緒に生活していないと複数では飼う事が出来ません。出来る場合もありますがとても難しくなります。
オスとメスで飼う場合、気をつけなければいけない事は繁殖力が強いということです。複数のオスメスで飼っているといつの間にか赤ちゃんが生まれて増えてる事にもなりかねません。むやみに増やさないためにはオスとメスを別々のケージで飼いましょう。
ドワーフハムスターでも違う種類は一緒に飼う事ができません。同じドワーフのジャンガリアン、キャンベル、ロボロフスキーでも性質がそれぞれ違うので一緒に生活できません。また赤ちゃんが出来てしまうかもしれませんが、遺伝子に問題がある子が生まれてしまうかもしれません。同じドワーフでも種類が違う場合は一緒に飼わないようにしましょう。
種類 | 複数 | 繁殖 | |
ゴールデン | × | ○ | 一匹飼いが基本、繁殖のときだけオスとメスを一緒に出来る |
ジャンガリアン | ○ | ○ | 複数飼いはしやすいが、相性が悪い場合もある。その時には別のケージで飼う。 |
キャンベル | ○ | ○ | 複数でも可能ですが、気が強いのでケンカしたら別のケージで飼う。 |
ロボロフスキー | ○ | △ | 複数で飼える。繁殖は他のハムスターより難しい。 |
ハムスターを手に入れる方法
ハムスターを入手
ハムスターをどこで入手するか?
ハムスターは人気のあるペットなので、多くのペットショップで見かける事が出来ます。また最近のホームセンター等でもペットを扱っている所が多くあります。ペットショップなら自分の目で見て好きなハムスターを選べるのでオススメです。
健康なハムスターかどうかチェックし毛の色や模様も自分の好みで選べます。また飼育方法などを丁寧に教えてくれるペットショップは特にオススメです。
生後一ヶ月半のハムスター
ハムスターは生まれてから3週間位で、おっぱいを飲まなくなりエサを食べるようになり、親離れする事ができるようになります。
ハムスターは小さいときから飼う方が人に慣れ易いので、出来るだけ若いハムスターが望ましいです。
ですが、若すぎると体がまだ弱く病気にかかりやすいので、生後一ヶ月半が一番飼い易いと思います。
また、飼い始める気候は比較的穏やかな春と秋の始めが良いでしょう。夏や冬に飼う場合は温度調節を気をつけましょう。
譲り受ける
ハムスターをショップ以外で入手するには、友人から貰う、ネットの里親募集のサイトで探す。等があります。友人の場合はいろいろ情報や飼い方などを教えてもらえると思いますので比較的簡単だと思います。
里親募集の場合いろいろなケースがあるので何とも言えませんが、最新の注意を払って譲り受けるようにしましょう。
どちらにしても自分の目でハムスターを確認できると良いと思います。
初心者はやはり、無難にペットショップで選ぶのも良いと思います。
健康なハムスターを選ぶ方法
健康なハムスター選び
ハムスターをペットショップ等で買う時はなるべく夕方以降に見に行きましょう。ハムスターは夜行性なのでお昼とかには寝てる事が多いです。夕方位からハムスターは活動し始めるので、この時に活発な行動をとるハムスターは元気な事が多いようです。また、周りのハムスターと見比べて様子を見ながら選んだ方が良いでしょう。
お店によってはハムスターに触れても良い場合があるので、手を近づけてみましょう。この時に驚かない程度にゆっくり差し伸べましょう。ハムスターが手に興味をもち、においをクンクン嗅いで来るなら、人懐っこいハムスターの可能性があります。反対に「ジジジ」と鳴いていたり、嫌がっていたら、ちょっと人に慣れてないハムスターの可能性が大きいです。
後は、噛み付いて来る場合もあるので気をつけましょう。小さいハムスターとは言え噛み付く力はかなりのもので、噛まれたらかなり痛いです。時には血が出る事にもなりかねません。
健康チェック
全身 | 怪我や皮膚がおかしくないか。食欲旺盛で活発か。痩せていなく太ってもいないハムスターを選びましょう。 |
目 | 目がキレイか。目ヤニ涙などが出ていたら注意です。 |
鼻 | 鼻水が出ていないか。 |
耳 | 耳に怪我がなく、ピンと立ってるか。 |
歯 | 歯が伸びすぎていないか。 |
爪 | 長すぎないか。指の数は前足4本後ろ足5本とも揃っているか。 |
お尻 | 尻尾の周りとお尻が汚れていないか。 |
毛並み | つやがあり、毛並みはそろっているか。 |
フン | ポロポロとして、下痢をしていないか。 |
ケージの設置方法
ケージのセッティング
ケージのセッティングは初心者ならハムスターの事故や怪我が起きにくい水槽タイプのケージをオススメします。大きさは出来るだけ大きいものが良いです。ハムスターは運動量の多い動物なので走り回れる大きな物を用意しましょう。水槽は高いという方には衣装ケースを使うのも良いと思います。
ケージが用意出来たら、床材、巣箱、トイレ、給水器、エサ入れ、回し車等を設置します。全部が全部買う必要は無いので、家にあるもので代用できる物は代用しても良いと思います。市販のものの方が気分が出るという方は一式揃えるのも楽しいかもしれませんね。
セッティングのポイント
○ケージの大きさ
ドワーフハムスターなら最低30センチ水槽、ゴールデンハムスターなら45センチ水槽を最低ラインとして考えましょう。
○温度計湿度計
ハムスターは温度や湿度に敏感なので、あると状況を把握し易い。
○ふた
ケージからハムスターが脱走しないようにふたはあった方が良い。ただし密閉しないように網状のふたか、吸気穴を沢山開けましょう。
○巣箱
かじっても大丈夫な木製がおすすめ。屋根にハムスターが乗っても脱走できない高さを調節しましょう。
○床材
ハムスターが潜れるように、ドワーフハムスターなら5センチ以上、ゴールデンハムスターなら10センチ以上の深さを作りましょう。
○エサ入れ
安定してて、かじっても平気な陶器製がおすすめ。
○トイレ
巣箱とは離して設置しましょう。
○給水器
水が汚れないボトルタイプがオススメ。ハムスターが立ち上がって届く位置に設置しましょう。
○回し車
狭いケージにあるとストレスと運動不足の解消になります。もちろん広いケージにもあると良いでしょう。隙間に足がかからないのを選ぶかまたは、引っかからないように工夫しましょう。
ケージの置き場所を考える
ケージの置き場所
ハムスターにとってケージの置き場所はとても大切な事です。うるさい所やゆれて不安定な所はもちろんダメです。静かな安定したところに置きましょう。
野生のハムスターは砂漠に住んでいます。なので湿気が苦手です。風通しの良い場所を選びましょう。極端に寒いのも暑いのもダメなので、温度の調節が出来る部屋、エアコンのある部屋が望ましい。ただしエアコンの風が直接当たらないようにしましょう。ケージは床から1メートル位の高さがに置くのが良いでしょう。床に近いと寒いし、あまり高い場所だと暖かかったりします。
ハムスターにとって理想の環境は、温度が20~28度で湿度が40~70%になります。ぜひそうなるように心がけましょう。
ハムスターはとても耳が良いので、騒がしい所、テレビの横スピーカーのある横などは避けましょう。ハムスターは人間には聞こえない音波も感じるのでステレオなどのAV機器、パソコンの横等もさけましょう。
直射日光や直接風があたる窓の近くも避けましょう。もちろん部屋の出入り口も避けましょう。
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