もくじ
飼っている犬が飼い主本人を噛んだ時に考える事
「飼い犬に噛まれる」というたとえもあるように、本来はあってはならないことが飼い犬が飼い主を噛む事です。
そうはいっても子犬のように噛んで良いものと悪い物の区別がつかない場合や
甘噛みなど遊びで噛んでくる場合もありますので同じ「噛む」といっても様々な場合が考えられます。
犬のしつけ、ほったらかしにしていませんか?
犬に言葉が伝わらないからと、しつけを諦めている方の多くは「正しい情報」を知らないだけ!
犬は頭がいいのはよく知られていますが、いざ自分のうちの飼い犬になると「こんなもんかな?」としつけを諦めてしまいます。
- 犬のしつけは自己流
- 家の家具がボロボロに噛まれている
- 窓の外に気配を感じると吠える
- 犬のしつけは面倒だと感じている
- 今まで、特に犬のしつけに気が回らなかった
など、一つでも思い当たることがあるのであればコチラのページ見てみる価値はあります。
噛んだ理由を調べてみる
普段は大人しい飼い犬が急に飼い主に噛みついてきた場合には、飼い主が何か驚かすような行動を行った可能性もあります。
例えばうっかり犬の足を踏みつけてしまった場合など反射的に噛みつく場合なども考えられます。
また、犬の健康状態も考慮する必要があるかも知れません。
どこか体に痛む場所があって飼い主がうっかり触ったり撫でたりすると噛みつく事もあるようです。
体の障害ばかりではありません。
何らかの理由で精神的な障害が発症した犬も飼い主であろうが見境なく攻撃する場合もあります。
神経性の感染症(狂犬病)なども典型的な例です。
このように普段噛みついたりしない犬が噛みつく場合には犬にとっても深刻な問題を抱えている場合をまず考えて見てください。
犬はきちんとしつけられていればよほどの事が無い限り飼い主に噛みつく事はありません。
逆に飼い主であっても他人であってもすぐに噛みつく犬は性格的に問題がある事が多く幼い時の環境などに原因がある場合も多いものです。
犬の性格も先天的な遺伝による要素とその後の環境で形成されますので、神経質でわがままな性格の犬も存在します。
性格的に問題のある犬は一般的なしつけでは治らない場合も考えられますので、
なるべく早い時期に専門の訓練施設などに相談すると良いでしょう。
まれに精神障害をもつ犬の場合には訓練による効果も期待できない場合もあります。
このような時は犬専門の獣医師などに相談し、犬に適した療法を行うことも必要かも知れません。
人間のように犬にも動物用の精神安定剤による治療もあるようです。
飼い主を犬が噛む事がありましたら、飼い主は身近な問題として受け止めその原因を特定し一時的なものなのか、
再発する可能性があるものなのか早急に判断する事が大切です。
https://pet-siiku.com/inusituke/pet182
飼い犬に噛まれたら
自分の飼い犬に噛まれた場合には万が一の感染症なども考慮して犬と人間共に検査を行う方が良いでしょう。
狂犬病は最近少なくなりましたが、他の動物から感染する場合もありますので予防接種の記録など確認しておきましょう。
狂犬病ではなくても飼い犬の口内から破傷風などが感染する場合もありますので、血のでるような噛み傷の場合には医師の治療をおすすめします。
他の人に飼っている犬が噛んだ場合の対処法
犬の噛みつき事故で最もトラブルの多いのが他人を噛んだ場合です。
もっとも最近は犬同士が喧嘩して怪我をしても飼い主同士で損害賠償を争ったりするぐらいですから、
人間に噛みついた場合はもっと深刻である事は間違いありません。
犬を飼う場合には「動物の愛護に関する法律」などの規定や「鳥獣保護法」なども関係してきますが、
地域保健法などにより条例等において飼い犬の管理規定が定められています。
その内容は人間に害を及ぼすおそれのある動物の飼育を認可しないという方針があり、
他人に噛みつく犬に対する飼い主の責任と義務についても触れられています。
通報の義務
まず飼い犬が他人を噛んだ場合、飼い主は最寄りの保健所に届け出る義務があります。
また、この時当該犬が規定に定められた登録や鑑札の取得、及び予防接種などを正しく行っているかどうかもチェックされるのは当然です。
飼い主が飼い犬を正しく管理していなかった場合には飼い犬とは認められず、飼い主の権利も認められません。
最悪の場合には保健所で即野犬の捕獲と同様保護対象となります。
つまり危険性のある野犬としての運命が待っています。
犬が正当な飼い犬の場合には、犬が起こした噛みつき事故の賠償責任が生じます。
これは被害者が傷を治療する費用全て、感染症などの検査にかかる全てを負担する事になります。
この場合であっても被害者が告訴すれば民事裁判において当該犬の安全性が討議され危険と判断されれば(同じようなトラブルを繰り返しているなど)殺処分等の命令が出る場合もあります。
告訴されると内容によっては治療費賠償だけではなく慰謝料も請求される場合があります。
以上の例は極端な例で述べたまでで、実際は怪我の程度にもよりますがお互いの示談などで済ます場合も一般的です。
しかし医療機関では不審な噛み傷などは報告する義務があるため被害者と飼い主は同伴で治療に向かう方が良いでしょう。
その上で医師の立会いのもと飼い主は治療費などを支払うと良いのです。
当然の事ですが飼い主は保健所に噛みつき事故の報告はしなくてはなりません。
また噛まれた被害者も噛まれたことを保健所に通報しなくてはいけません。
見舞金
特に定められたものはありませんが、飼い犬が他人を噛んだ場合におろそかになりやすいのが謝罪です。
謝罪の方法はいろいろあると思いますが、常識として被害者に済まなかったという気持ちが伝わるような方法を用いると良いでしょう。
これは治療費とは別に菓子折りや見舞金として贈るのは常識です。
見舞金の額は今回の事故のについて真摯に受け止めていると伝わる程度の額にしてください。
犬のしつけ、ほったらかしにしていませんか?
犬に言葉が伝わらないからと、しつけを諦めている方の多くは「正しい情報」を知らないだけ!
犬は頭がいいのはよく知られていますが、いざ自分のうちの飼い犬になると「こんなもんかな?」としつけを諦めてしまいます。
- 犬のしつけは自己流
- 家の家具がボロボロに噛まれている
- 窓の外に気配を感じると吠える
- 犬のしつけは面倒だと感じている
- 今まで、特に犬のしつけに気が回らなかった
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犬に噛まれた時どうすれば良い?安全確保とその後の行動
犬に噛まれてしまった時、気が動転してしまってあわてて何もできなかったという事が無いようにあらかじめ留意しておく事柄についてご紹介します。
傷口を確認する
噛まれたと思ったらまず、さらに噛まれないように安全なところへ避難してください。
多くの犬に共通するのは逃げるとさらに追いかけてくる習性があります。
そのためいきなり逃げ腰になるのでは無く、まわりを見渡して周囲に助けを求めてください。
安全が確保されたらすぐに傷口を確認します。
出血しているようでしたら傷よりも心臓に近い場所を圧迫するなどして応急の止血処置も行ってください。
飼い主を確認する
噛みついた犬が飼い犬なのか、飼い犬の場合は飼い主は誰なのか確認します。
飼い主がいない場合でも目撃者に聞けば知っている事もあります。
どうして飼い犬なのか確認しなくてはいけないかというのは、野犬であれば予防接種などをしていないため感染症の心配が高くなるためです。
病院にいった時に飼い主がわかっていれば、必要な処置も迅速に行えます。
噛み傷などを診療する医師は問診で必ず噛まれた犬や飼い主の事なども詳しく尋ねてくるはずなので答えられるように準備しておくと良いでしょう。
病院へは飼い主と同伴がベスト
噛みついた犬が飼い犬の場合、噛んだ犬の状況によって治療法も変わってきます。
飼い主がいっしょであれば、その犬について一番良く知っているのは飼い主ですから間違いありませんね。
運悪く野犬などで良く分からないという時でも現場の位置や犬の特徴(毛色や犬種)などに注意しておくようにしてください。
これは同様の事故を防ぐために保健所が捕獲する上での参考になります。
病院ではできるだけ噛まれた状況を正確に伝えます。
飼い主が同伴している場合には犬の事(予防接種の有無や時期)などを説明してもらいます。
その後医師により診断書を作成してもらい、飼い主などに治療費などを請求しましょう。
噛まれた事故は保健所に通報する義務がありますが、医師が連絡してくれる場合もあります。
医師が行わない場合には本人が連絡するように勧められる場合もあります。
病院での治療
噛み傷は見かけ以上に治りにくいとよく言われます。
これは局所に深く複数の傷を形成するためです。
肉組織が引きちぎられて失われている場合などは予後も神経痛や傷痕が残ります。
また患部が深くなると化膿しやすくなり、化膿すると患部の治癒がさらに遅れます。
破傷風などのおそれもあり発症すると神経性の麻痺がみられ重篤な場合は死亡する時もありますので、
破傷風の適切な処置を行う病院が多いと言えます。
野犬など飼い主がいない犬の場合には狂犬病などの予防接種なども受けていないため、狂犬病に対応した処置がとられる場合もあります。
狂犬病は潜伏期間が100日前後と長い上、発症してからでは命に関わる恐ろしい病気なので、定期的に検査をするなどの必要性があります。
狂犬病のワクチンは副作用が強いため簡単に使用しない医療機関が多いようです。
出血もなく噛み傷も軽傷であれば湿布程度の処置でおわりますが、
傷口の伴う噛み傷では感染症の予防措置や抗生物質なども使用した本格治療となり外科手術なども必要となる場合もあります。
ごく簡単な治療で破傷風の予防注射(保健適用外)を受けても1回
1万円以上の出費は考えておいたほうが良いでしょう。
野良?飼い犬?噛まれたら保健所へ届け出の義務?!
犬に噛まれた時につい忘れがちになってしまうのが、保健所への連絡です。
保健所は地域健康法によって地域の健康的な生活を守る役割を持っています。
保健所が管轄して地域内では以上のような理由から野犬や野良猫の保護を行っています。
鑑札のついた首輪の無い犬は野犬と見なされて捕獲対象となりますので注意してください。
報告の必要性
保健所がこういった捕獲を行う理由の一つとして、捨てられたり野性化した犬猫による人への攻撃を未然に防ぐという大事な役割をもっています。
飼い主のいない逃げ出したりした犬猫は狂犬病などの感染症の心配もあり、放置しておくと繁殖して新たな被害も想定されます。
地域によって多少異なりますが保護された犬猫は一定期間保護されてその後は殺処分される運命です。
最近では保護期間中であってもインターネットで里親を募集するなどの自治体もありますが、
引き取り手が見つかって命拾いするのはほんの一部の犬猫に過ぎません。
ところでもし犬などに噛まれた場合には、保健所に連絡しなくてはいけない義務があるのをご存知でしょうか。
保健所は担当している犬猫の被害状況を把握して今後の施策に役立てるためにこういった制度があります。
かわいい子猫やフレンドリーなワンちゃんも凶暴になって人を噛んだ場合には適切な処置を考えなくてはならないわけです。
ですからほんの些細な噛みつき事故であっても報告するようにした方が良いでしょう。
報告義務のある人
犬が噛みつく事故が発生した場合、報告を義務付けられているのは以下の3者です。
(1)噛まれた被害者
(2)噛んだ犬の飼い主
(3)噛み傷の治療にあたった医師
実際には3者の一人が保健所に連絡すれば済むような気もしますが、
正確な事故の状況を知るためには犬のデーターや被害の状況を知るためには3者の報告を吟味してみる必要があるでしょう。
また、報告に明らかな食い違いがあれば照会するといった必要性も出てくるでしょう。
報告の方法
各自治体により政令や条例で規定されている関係上、犬猫の被害に関する規定も多少異なるのが普通です。
飼い主の管理規定を詳細に定めている場合もあれば、簡素なところもあります。
市役所の係や保健所に問い合わせると犬や猫の被害に関する手続きなども教えてくれますので、事情を説明して問い合わせてみると良いでしょう。
特に噛まれた被害者の方は、専門の病院や賠償請求、保障などの相談についてもアドバイスしてくれる場合もあります。
人を噛んだ犬のしつけと処置はどうする?
犬が噛むといっても本来あたりまえの事ですから不思議ではありません。
犬が噛まないとなれば犬として生きて行けない事にもなります。
しかし人間社会の中で人に噛みつく犬は、何らかの処置をとらなくては生きて行けないのも事実です。
噛みつき犬は早急に対処
もしご自分で飼っている犬が人に噛みついたという場合は早急に何らかの対策を考える必要に迫られるでしょう。
犬は賢い動物ですから、多くの犬は人間社会に適応できるようにしつけたり学習させる事が可能です。
飼い主が犬を迎えたときに最初に努力すべき点は、噛んだりして人に危害を加える事の無いように犬を訓練する事です。
この訓練に努力を惜しんではいけません。
犬によってはなかなか更生しないものもいるでしょう。
しかしあきらめてしまっては人にも犬のためにも良いことはありません。
噛みつきが治らない犬の場合
しかし犬の中には先天的に性格の異常を持った個体や、人間生活に順応できずに心に深い傷を持った犬も存在することは確かです。
自分の飼っている
犬がどのようにしても噛みつく性格が治らない犬だとしたらあなたはいったいどのような判断を下しますか?
ここでは噛む性格が治らない犬の話で進めていますが、
別に噛む問題でなくてもあなたの犬が自分の都合の悪い存在(邪魔)となってしまった場合も同様ですね。
このような場合は最終的に自分のかわりに世話をしてくれる人(里親)を探すか、
人を噛まないようにケージなどで隔離した飼育も必要でしょう。
そのような世話も不可能であれば保健所に保護を委託するしか方法はありません。
何故ならば犬猫を勝手に捨てたり殺したりすることは法律で禁止されているからです。
犬が人を噛むといってもそれですぐに犬を手放す必要はありません。
もちろん保健所に保護を依頼する必要もありません。
但し何度も同じ過ちを繰り返す犬、どうしても更生しない犬に対しては安楽死という判断も有り得るでしょう。
また、飼い主が病気などでこのまま飼育を続けられないという場合も放置しておく事は許されません。
飼い主の責任として最後まで犬の命に責任を持ちましょう。
老齢で犬と二人暮らしで自分の寿命も心許ない場合には遺書などで犬の処置を明記しておくことも必要でしょう。
犬や猫の遺棄や殺処分を個人が行う事は禁止されています。
殺処分の権限は各所管の保健所です。
止むない事情で別れを決意した場合には、保健所に相談するようにしてください。
保健所でも事情を聞いた上で規定の保護対象として引き取ってくれるでしょう。
しかし老齢な犬は子犬よりも里親は見つかり難く、一定の期間が過ぎると殺処分という運命になります。
犬を飼う事は楽しい事ばかりが優先されて感じられますが、悲しい運命の可能性についても今一度考えてみる必要があるのかもしれません。
このような事態にならないよう、犬のしつけは生きていくうえで大切な事なのです。
自分の力だけではしつけ出来ないという場合には、
人の力を借りて犬をしつけるようにするのが一番良いのです。
犬のしつけ、ほったらかしにしていませんか?
犬に言葉が伝わらないからと、しつけを諦めている方の多くは「正しい情報」を知らないだけ!
犬は頭がいいのはよく知られていますが、いざ自分のうちの飼い犬になると「こんなもんかな?」としつけを諦めてしまいます。
- 犬のしつけは自己流
- 家の家具がボロボロに噛まれている
- 窓の外に気配を感じると吠える
- 犬のしつけは面倒だと感じている
- 今まで、特に犬のしつけに気が回らなかった
など、一つでも思い当たることがあるのであればコチラのページ見てみる価値はあります。