犬のしつけ

犬が噛む理由!犬の習性と本能に原因がある!

犬が噛む理由!犬の習性と本能に原因がある!

頭の良い犬なのになぜ噛むのか?

犬はどうして人を噛むのでしょうか?

犬は動物の中でも知能の高い動物です。それでも犬が噛みつくのは、噛む衝動を抑えられない時か、反射的に噛みついてしまうという場合が考えられます。

噛む犬と噛まない犬の差はどこにある?

一般によく訓練(しつけ)された犬ならば、噛む前に自分を抑える事ができます。また、噛んでも良い物と悪い物の区別をつけることができます。

しかし、早くから母親から離された子犬などは、この学習がよくできていません。その影響で噛んで良い物と悪い物を区別できず噛んでしまいます。

犬は本来群れで生活する動物なので社会的に自分の立場を理解する能力があり、怒りや恐怖などで噛みつくような攻撃本能も仲間の存在や力関係で抑えることができるのです。

ところが人間の中で飼われていると自分の優位性を間違えて覚えてしまう犬もおり、自分の縄張りを犯す知らない人間や弱い子供などに噛みつくといった犬もいます。

よく、飼い犬が主人であるお父さんに対して吠えたり威嚇したりする事があります。反対にお母さんには従順なケースもあります。

これは、飼い犬の中で【1番:お母さん】【2番:犬自身】【3番:お父さん】という順位で覚えてしまった為に起こります。この場合賢い犬だから噛まないという事にはなりません。自分より下のお父さんには噛むという事が起きるのです。

賢いから噛まないという事ではなく、注意すべきことは犬が正しく学習をしているのかという事なのです。

飼主が知っておくべき「犬が人を噛む5つの理由」

次に、犬が人を噛んでしまう主な原因をご紹介します。

1.歯が生え変わる時期である

人間の子供でも歯が生え替わる時期には口中にかゆみを覚えるものです。これは犬であっても同様で、乳歯から永久歯に生え替わる「歯牙脱換期」には口のなかがムズムズとかゆくなります。

そのため、犬はかゆみが原因でイライラしたり、硬いものを噛んでかゆみを解消しようとするわけです。

歯の生え替わり時期の噛み癖対策としては、犬用ガムや玩具を与えるという方法が効果的です。

2.縄張り意識と攻撃本能がある

可愛いペットのワンちゃんにも、動物としての縄張り意識と攻撃本能があります。

見知らぬ人間が我が家に現われると「怪しいヤツ」と誤解して噛みついたり、自分のテリトリーを侵す存在として攻撃することがあるのです。

この2つの意識が郵便配達員や宅配業者に噛みついたり、我が家に遊びに来た人を噛むということにつながってきます。

犬には相手の人間の素性は理解できませんから、飼主がしっかりと学習させる必要があります。

3.遊びの一環として噛んでしまう

ワンちゃんの頭や顔を撫でようとしたとき、突然、噛みつかれて驚くというケースは少なくありません。これは犬が「人間が遊んでくれようとしている」と勘違いしているためです。

犬側としては攻撃的に噛みついているという意識はなく、遊びの一環として口や歯で相手を引っ張ってみたというところです。遊びのつもりの噛み癖をなくすためには、飼主の理解としつけが重要になってきます。

4.怒りや興奮で噛みついてしまう

犬にも人間と同じように「さまざまな感情」があります。

人間側が可愛いという気持ちで犬を撫でても、不快な場所に触られると怒りで噛んでしまうというケースも意外に多いものです。

何らかの理由で犬が興奮しているときに手を出すと、興奮状態のまま相手を噛んでしまうケースも少なくありません。

5.恐怖心を感じて噛みついてしまう

犬は怒りや興奮以外にも「恐怖心」という感情を持っています。

見知らぬ人や不思議な行動を取る人に対して、恐ろしい・怖い・何をされるか不安という感情で噛みついていく場合があります。

これは相手側は何もしていなくても、攻撃される前に攻撃しようという動物の本能なのです。

犬の攻撃本能!10の攻撃行動には気を付けましょう!

次に、犬の攻撃本能を10コご紹介します。本能的な攻撃行動ですので、しつけだけでは難しい部分もあります。

犬を安心させたり、飼い主との信頼関係によって徐々に取り払われるものでもあります。

こうした攻撃行動に対して放置していると、犬に噛み癖がついて飼いにくくなったり、周囲に迷惑を掛けるという結果になります。

1.縄張り意識による攻撃行動

犬が自分の縄張りを守るために敵を攻撃する行動です。

自分の縄張りと認識しているエリアに相手が入ってくると攻撃します。

2.遊びの攻撃行動

犬側にとっては遊びのつもりの行動ですが、人間側からすると「歯を当てる」「軽く噛む」などの問題行動に感じられるものです。

3.防護のための攻撃行動

自分の飼主の敵と判断した相手に対して攻撃する行動です。

飼主を守ろうという意識から攻撃します。

4.母性の攻撃行動

母犬によく見られる行動で、「我が子(子犬)を守る」ための攻撃です。

特に妊娠や出産でホルモンバランスが崩れると顕著になります。

5.恐怖による攻撃行動

犬が恐怖心を感じたときに攻撃するという行動で、虐待や過剰な罰など人間に追い詰められたときに出やすくなります。

6.食物を守る攻撃行動

自分の食物に手を出されると攻撃するという行動です。

子供が犬のおやつなどに手を伸ばしたりすると攻撃されることがあります。

7.所有物を守る攻撃行動

自分の玩具や毛布などの所有物を奪われないために攻撃します。

脅威となる相手に対して攻撃するという犬の本能です。

8.有意性のための攻撃行動

自分が相手よりも優位な立場であると示すための攻撃です。

オスの犬によく見られるほか、遺伝的に同家系の犬に共通した行動といわれています。

9.突発的な攻撃行動

明確な原因は分からないが、突然、相手を攻撃する場合もあります。

はなはだしい場合は脳の疾患が原因ということも考えられるでしょう。

10.転嫁性の攻撃行動

本来のターゲットへの攻撃を妨げられると、別の相手に対して攻撃する行動です。

まったく無関係な人に対して唸ったり、噛んでしまうこともあります。

犬が噛む理由は単純では無い

犬が噛むといってもその理由は単純では無い場合が多くあります。

犬がどうして噛みつくのか?大人しい犬が人に噛みつくようになったのは他に大きな理由がなかったのか?その噛みつく背景をよく考える必要があるのです。

また、噛みつくという1つの行動にしても、いろいろな複数の要素が組み合わされて発現するという場合もあります。

先ずは、犬の習性や本能を知り「どうして噛むのか?」を知っておく事が飼い主として大切な事なのです。

犬の噛み癖や性格は飼い主の「愛情」と「知識」で変わる!?

犬の噛み癖や性格は飼い主の「愛情」と「知識」で変わる!?

犬の性格は飼い主や環境にも左右される

「この犬はやさしい性格だから噛んだりしないよ!」と思っていますか?

やさしい性格の犬でも、自分を守る為家族を守る為に噛むことがあります。それは飼い主が意図しない事で噛むとも言えます。

犬自身が危険だと感じた途端に噛むことは普通の事で、例え人間側が可愛いから頭を撫でようと思って近づいても、犬自身にしてみれば危険だと感じることもあるのです。

これは「性格がやさしいから」や「気性が激しいから」だけでは、判断しにくい事でもあるのです。

犬はぞれぞれで、危険の感じ方、気に入らない物が違ってきます。その中で危険を感じるシチュエーションもそれぞれで違います。

犬の性格で対応が変わってくる

犬は条件によっては反射的に防御する必要性から噛みつく場合もありますが、学習によってこのような反射行動さえも自制する能力を持っています。

そして人間も個人によって自制心が強い人とそうでも無い人がいるように、犬にも個体差があります。

例えば「臆病な性格の犬」は、良く吠えたりします。これは恐怖から逃れる為、警告の意味もあり吠えるのです。それでも近づいてくる人間等に対しては敵だと判断し噛みつく事になるのです。

臆病な犬の場合、人間は敵で無いという事を教えてあげる事と、「安心しても大丈夫!」という事を学習させる必要があるのです。

反対に「気性が激しい犬」という場合には、これもある意味臆病な部分の性格とも言えますが、全ての人間や対象物を敵だと思っているか、ストレスの発散のために噛みつく傾向があります。

この場合、ストレスを発散させる必要がある事と、むやみに人や物に噛みつくのはダメだという事を学習させる必要があります。

こういった犬の性格や何に反応して噛みつくのかを飼い主が理解し対応していくことが大切なのです。

犬の性格が形成される要因

犬にも人間と同じように個体差があり、それぞれ性格に違いがあります。性格には、先天的なものつまり遺伝的な性格と、産まれた環境や育った環境による後天的な要因で形成されます。

後天的な要素で、例えば厳しい環境で虐待をされて育ったような場合、人間を怖がり臆病でありながら攻撃的な性格になる事があります。

反対に、穏やかに成長した犬の場合、人間をあまり恐れる事も無く安心しているため、落ち着いている犬という性格になります。

また、犬種によって温厚な種があったり攻撃的な種があるのも事実ですが、出産後の周囲の環境によって大きく性格は変わってくるものです。

気の荒い犬でもやさしい飼い主に飼われるうちに優しくなる話もあるのです。

飼主や人間側の行動によって犬が変わる?!

犬に噛み癖がついてしまうのは「飼主のしつけ」が悪いからだけではありません。人間の行動が原因で噛みつく犬もいるという事を理解しなければなりません。

犬が噛むには正当な理由がある?

動物である犬の側から見ると、「理由もなく人を噛むような事はない」という事がいえます。

人間は趣味や道楽のように生存とは直接関係ない行動を取ることがありますが、動物である犬はほとんどの場合、そのような行動は取らないからです。

欧州のある大学の研究によると、犬が人間の顔面に噛みつくという事故の直前には、人間側が必ず「ある行動」をしていたことが判明しました。

その行動とは、「人間が犬の上にかがんで顔を近づけた」、「犬の口元に人間が顔を近づけた」、「人間が犬に顔を近づけて目を見つめた」というものです。

こうした行動を取った人間の6割超は子供で、残りが成人という割合になっています。

子供にはありがちな行動ですが、上記のような特定の行動を取ると犬に噛みつかれやすいという調査結果が出ているのです。

犬が噛みつくセオリー?!

犬は人間と違って論理的に言い聞かせても、飼主の思い通りの行動を取らせることはできません。理論が通用しないという点では乳幼児と似た部分があるのです。

ただし犬側にも人間が○○という行動を取ると攻撃するというセオリーがあります。

飼主側はそのセオリーを理解したうえで、人間を噛まない犬、噛み癖のない犬を育てていかなければなりません。犬が噛んだからといって突然叱ったり、こんな犬はダメだと判断してしまうようでは解決には至らないでしょう。

愛犬に噛み癖をつけないためには、まず人間側が犬のセオリーを理解し、「○○という行動を取ったら噛まれる」と認識することが重要です。

ほかにも犬が人間を噛む理由として、恐怖心によるもの、母性によるもの、遊び心によるもの、病気やケガの痛みによるもの、防御のためのもの、縄張り意識によるものなどが挙げられます。

いずれも犬にしてみれば当然の行動となるので、犬のセオリーを尊重したうえでしつけをしていく必要があるのです。

犬のしつけ方の本質を知る必要がある!

犬が噛んだ!という行動をすると飼い主は、この犬は噛みつくので訓練・しつけを行わなくてはいけないと思い、いきなり巷に溢れているしつけの解説書や訓練のハウツーものを勉強するという方が多いのです。

ですが、肝心の犬への理解が疎かになっていたのでは上手くいかない事が多いものです。

噛みついてくる犬に対して叱ったり体罰を与えて噛みつかないようにする方法でも噛みつき行動は治まる事もあるのですが、これは恐怖心から一時的に噛まないようになっているだけで、条件が変われば噛んでくるといった場合もあります。

例えば、飼い主には大人しい犬が、赤ちゃんや弱いと感じた女性などに対して噛みつくといった場合などがあります。

これは、この犬がなぜ噛むのかを十分に理解していないのが問題となります。恐怖で噛んでいるのか、好奇心で噛んでいるのかその犬の性格や学習している内容によって違ってくるのです。

噛まない為のしつけ方法は沢山ありますが、その犬の性格に合った方法を飼い主が選ぶ必要があるのがポイントなのです。

噛み犬のしつけに必要な事

犬の噛みつき行動を正しくしつける為には正しい犬への理解と愛情が欠かせません。そのためには犬の立場にたった気持ちになれる飼い主が適しています。

犬の気持ちを理解するといってもこれはなかなか難しい事で、「犬は我が家の一員」「犬は唯一の友達」という表現も良く使われますが、犬と人間は例え強い絆で結ばれたとしても本来別種の動物です。

違う動物ですから共通点もあれば異なる点もあるのが当然です。

このようなあたりまえの事実を忘れて人間の愛情感だけで世話をするだけでは本当に犬の気持ちを理解する事にはならないのです。

「犬は飼い主に似る!」は環境としつけに影響される

犬の性格は飼い主の性格を反映している場合もあるというのは事実です。これは、環境はもちろん飼い主の性格がしつけに反映されるからなのです。

ただ、一概には言えない部分もあるのも事実です。

同じ「優しい飼い主」であっても、犬を理解している知識のあるやさしい飼い主と、犬を理解していない知識の無いやさしい飼い主では大きく違ってくるのです。

犬を「可愛がる」事と「甘やかす」事は同じように感じる方もいますが、実際にはかなり違うものとなります。

飼い主にとって重要な事は、「愛情」をもつ事はもちろんですが、犬への理解と知識(しつけ方等)をもつ事が大切なのです。

犬に学習させるという事はイコール飼い主も学習するという事を覚えておきましょう。

犬が攻撃的になるのは犬のストレス!?

犬が攻撃的になるのは犬のストレス!?
犬は攻撃的な動物かというといちがいにそうとは言いきれません。

逆に人間にたいして温厚であるからこそここまでペットとして受け入れられているのだと考えるべきでしょう。

しかしペットの犬が多くなるにつれて犬の持つ攻撃性からくる噛みつき事故も増加傾向にあります。

これは犬だけの問題ではなく犬を取り巻く環境にも原因があるのです。

犬も精神的なストレスで大変

人間でもそうですが、ストレスがたまると健康を害したりイライラしたりするのは犬も同様です。

飼い犬の場合はストレスの発散はする機会は人間以上に限られていても不思議ではありません。

人間で言えばノイローゼ(心身症)の犬も増えていると考えて良いでしょう。

犬の噛みつきなどの事故を未然に防ぐには直接的な対策ではありませんが、

健康的な犬であればそうそうむやみに人に噛みつくような事は少ないと思います。

そこで健康的な犬の飼い方について少し触れてみたいと思います。

運動の問題

犬は人間以上に活発な運動をする動物です。野山を駆けて遊んだり獲物を追うのが日課です。

ところが飼われるとリードにつながれ自由に動き回る事ができません。

大型犬では寝ているのが好きな種類もいますが、大半の犬は動き回れないとストレスが発散できないのです。

室内犬のような小型犬でさえも体のわりには活発に運動できるスペースが必要なのですが、

狭い室内で生活する事が多いものです。

室内犬などは毛並みなども大切ですし、人間と同じスペースで暮らす以上体の汚れなども禁物です。

そのため勝手に野外で遊んでくるといった事も難しい状況です。

運動不足からくる犬の要求不満は単に肥満などのような栄養障害だけでなく精神的な病気にもつながってきます。

こういった犬は普通の犬とも折り合いが悪く、他の犬を見ると怖がって逃げ出したり、逆にむやみに吠えついたりします。

同様に他の人間に対してもいきなり噛みついたりしやすくなります。

心の問題

人間の生活環境で暮らすうちに自分が犬である自覚を失う場合があります。

そのため気に入らない事があると自制が効かない犬も多くいます。

このような犬は自分が首位で飼い主の世話も自分の家来だからと勘違いしているのです。

このため自分の意にそぐわない人間には服従させるために噛みつきます。

このような犬の問題は犬の心に深く関係しており、遺伝的な性格などもありますのでしつけだけでは治らない場合もあります。

特に幼い時期の環境にも大きく影響されます。

飼い犬の場合は他の犬を知らない、あるいは主人しか接触する機会が無いという孤独な環境になりやすく、他の人間や動物と社会的なコンタクトがうまくとれない犬もいます。

心の問題は治療が難しいのですが、唯一効果が期待できるのは飼い主の愛情です。

愛情といっても甘やかす事ではありません。できるだけ犬の相手をしてあげる事に尽きます。

大好きな飼い主がじっと見つめてあげるだけでも精神的に安定する場合が多いものです。

言葉が理解できなくても話しかけてあげると安心します。

食事の問題

最近問題視されているのがドッグフードなどのエサの安全性です。

ドッグフードは犬の栄養バランスを考慮した完全食ではありますが、こればかりを毎日与えているのは不自然では無いかという疑問や添加物による健康障害などの問題が浮上しています。

動物愛護関連の法律でも新しくペットフードの安全性に関する規定が設けられました。

人間でも同じだと思いますが、毎日同じメニューだと腹は減りますから食べますがだんだんストレスがたまりますね。

犬も基本的な食事だからこそストレスを溜めてしまう事があるでしょう。

犬のしつけでも基本はおやつなどを利用するぐらいエサは犬にとって重要な部分ですから自然のものを十分に与えるなどの工夫が必要です。

犬の噛み癖の理由と原因・子犬の甘噛みは問題無い?

犬の噛み癖の理由と原因・子犬の甘噛みは問題無い?

噛み癖のある犬は子犬の時から成犬にかけてのしつけに原因がある

噛み癖のある犬は飼い主にとって大きな悩みの種です。家族や遊びに来たお客さんに噛みついてしまったり、家具をボロボロにしてしまったりしてしまいます。

子犬の甘噛みであれば噛んでも痛くありませんが、そのまま成長し成犬の力で人を噛んでしまう事で大けがをしてしまう事にもなりかねません。

この犬の噛み癖は、噛んでも良い物と噛んではダメな物が理解できずに過ごしてきた犬に現れる行動なのです。

ですので、一刻もはやく飼い犬に噛んでも良い物と噛んではダメな物を教えてあげる必要があるのです。

犬の噛み癖の主な原因

犬の噛み癖には大きく4つの理由があります。

1、何となく噛んでいる生理的なもの
「歯が痒いから噛む」「落ち着かないから噛む」など

2、遊びの延長などで噛んでしまう習性的なもの
「楽しくてつい噛んでしまう」「もっと遊んでほしいから噛んでしまう」など

3、不安や怒りから噛んでしまう興奮的なもの
「嫌な気持ちで噛む」「自分のテリトリーを犯されて噛む」など

4、しつけや訓練では難しい精神疾患的なもの
「行動や制御を伴う脳に何らかの異常から噛む(狂犬病など)」「ストレスで噛む(ノイローゼなど)」

があります。

1から3番までは犬がまだ「噛む事=いけない事」と理解していないのが原因です。1から3番の噛み癖を直すには、噛んではいけないと理解してもらう必要があるのです。

ただし、犬は噛むことでストレス解消をしたり落ち着くといったこともあります。

全ての物を噛んではイケナイという事ではなく、犬のおもちゃや骨ガムを与えて「これは噛んでも良いもの」を理解させ、人や他の動物、家具などは噛んではイケナイとしつける事が大切なのです。

噛んでも良い物しつけ例

おもちゃや骨ガムで遊ばせる時には飼い主も楽しそうに接してあげ、頭を撫でたりほめたりしましょう。

そうするとコレは噛んで遊んでも良いものなんだなと認識してくれます。

噛んではいけない物しつけ例

犬が噛んではいけないものを噛んだときには、犬にダメだと教える必要があります。

方法としては「無視」したり、「ダメ」と驚かせたりします

注意点として恐怖や怒りとなるような叱り方や怒鳴ってはいけないという事です。これらを続けることで徐々に犬も覚えてくれます。

精神疾患的な理由で噛む場合には動物病院で治療

もし4番のような理由で噛むという場合にはしつけのみでは対応しきれないので、動物病院での診察や相談をするという事を覚えておきましょう。

子犬の甘噛みグセの理由

子犬が飼主の手や指などを甘噛みするのは愛らしい行動と感じる人も多いかもしれません。

小さな体に愛くるしい顔、たどたどしい仕草で手指を噛んでくる様子を見ると、「うちの子は何てカワイイんだろう」と思う飼主さんも少なくないでしょう。

子供のうちは愛らしく思える甘噛みグセですが、大人の犬になっても噛み癖が残るのはかなり問題です。

飼主への甘えと愛情表現

子犬が甘噛みしてくる理由のひとつが、飼主への甘えや構ってほしいという愛情表現です。

これは子犬特有の感情と行動で、飼主に甘えたくてたまらない、何とかして構ってほしい、遊んでほしいという気持ちの現われといわれています。

飼主の関心を惹き、可愛がってほしいというわけです。

軽く甘噛みすることで「ボクはここにいますよ」「私と遊んで!」と訴える行動です。

特に子犬が甘噛みしてくるのが、寂しくてストレスが溜まってしまったとき、もっと遊びたいのに途中で止められてしまったときです。

ここで可愛いからといって放置していると、成犬になってからも噛み癖が残って人に怪我をさせたり、家具などを傷つける場合もあるので注意してください。

乳歯の生え替わり時期

子供の歯である乳歯が抜けて大人の歯(永久歯)が生えてくる時期にも甘噛みが起こりやすくなります。

歯の生え替わり時期には歯や歯茎がムズ痒いので、物や人に甘噛みをするようになるわけです。

特に注意したい!乳歯の生え替わりで噛み癖がつく?!

犬が噛み癖がついてしまう大きな理由の一つに「子犬時代の乳歯の生え替わり」という原因があります。

これは歯の生え替わり時期にムズ痒さを解消しようとして、何かを噛むクセがついてしまうというものです。

生え替わりの歯牙脱換期

「歯牙脱換期(しがだっかんき)」とは、犬の乳歯が抜け落ちて永久歯に生え替わる時期のことをいいます。

犬種によって多少の違いはあるものの、犬の乳歯が生え始めるのは生後3週間目あたりです。

その後、1~2カ月程度で乳歯が生えそろいます。

乳歯は4~8カ月齢までに抜け落ち、徐々に大人の歯である永久歯に生え替わるのです。

この生え替わりの4~8カ月間が犬の歯牙脱換期です。

生え替わり期間は乳歯が抜けてポツリと穴が開き、そこから次第に永久歯が顔を出してくるのでワンちゃんの口中を確認してみると分かりやすいでしょう。

ときには抜け落ちた乳歯を部屋のカーペットの上で発見したり、ワンちゃんが甘噛みしていた玩具に食い込んでいるのを発見する飼主さんもいるようです。

歯牙脱換期に噛み癖がつきやすい

乳歯が抜け落ちて永久歯が生えそろうまでの歯牙脱換期には、口のなかや歯茎がムズムズと痒くなります。

これは人間の幼児でも同様で、歯の生え替わりの時期にはチクチクとした痛みや何ともいえないムズ痒さに泣いたり苛立ったりするケースが多く見られるようです。

犬の場合も歯牙脱換期にムズ痒さを解消しようとして、人や物に噛みつく癖がつきやすくなります。

飼主が撫でようとすると手や指に噛みついたり、部屋のなかの玩具や家具を噛むようになるワンちゃんもいます。

この時期の噛み癖を放置していると、成犬になっても噛み癖が直らないという結果になってしまうわけです。

歯の生え替わり時期に注意しよう

愛犬に噛み癖をつけさせないためにも、歯の生え替わり時期には十分に気を付ける必要があります。

子犬の乳歯が抜け始めるのは生後4~5カ月の時期です。

最初は切歯という食物を噛み切る前歯が抜け、次いで食物をかみ砕く犬歯、奥歯にあたる前臼歯や後臼歯が抜け変っていきます。

犬の乳歯は28本ですが、生後8カ月程度までに永久歯が42本生えてきます。

歯のブラッシングのときにグラグラしていたり、口の周りに血がついている、口臭がする、食欲が落ちるなどの状況が見られたら歯牙脱換期かもしれません。

この時期に噛み癖をつけてしまわないよう、噛んではイケナイものと噛んでも良い物を犬に学習してもらうようにすると良いでしょう。

犬が噛む行為はおかしくない

犬はペットとして飼育されてもう歴史も長いですが、依然として犬が人を噛むといった事故は無くなりません。

犬は本来「噛む」といった行動が本能に刻まれているので犬である限り「噛む」という事は生活の一部で避けられない日常的なものなのです。

犬が人間のように手で物を持ったり、武器を持つ事が出来ないので犬自身が自分を守るためには、噛むことが唯一効果的な方法で合理的な行動なのです。

また、食物を摂る場合には食物を細かくして消化を助け、野生だった犬の先祖では獲物を捕獲する時にも噛む必要があります。

その他にも、遊んだり物や子犬の運搬さらに愛情表現の手段としても使います。初めて触れるもの物理的な性質を調べる時も硬さなどを調べる目的で噛んだりします。

ですので、犬が噛むのはおかしい事ではありません。ただ、噛んではイケナイものを知らないのでは人間に飼われて人間と共同生活するという点では問題があります。

人間も噛む動物!?

私たち人間であっても噛む行動は犬と大差ありません。

大人になるとあまりしませんが、赤ちゃんや幼少期では何でも口に入れ噛んでしまうのは普通のことです。

また、爪を噛んだり、怒った時やイライラした時に歯を食いしばる事もあります。これらは成長し教えられる事などで次第になくなります。

犬も本能的には噛むことが刻まれているので、成長する間に噛んではいけない物を教えることで改善されるようになります。

犬が噛む理由を知り付き合っていく

以上のように同じ「噛む」という行為も単純ではなくいろいろな種類やレベルがあることがご理解頂けたと思います。

犬が噛むという場合にも噛む本当の理由を良く知らなくては適切な対策はできません。

また、噛む事は生活の一部なのでむやみに行為を抑止するとかえって不都合が生じる場合もあるという事も覚えておきましょう。

以上を理解した上で、犬のしつけや噛み癖に対処していくことで、必ず噛み癖は直っていくのです。

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