犬のしつけ

吠える犬の飼い主・家族がやるべきこと!人が犬のリーダーである自覚

飼い犬が吠えて困っている飼主が知っておくべき5つの事

飼い犬が吠えて困っている飼主が知っておくべき5つの事

「我が家の愛犬が吠えるので困る」と悩んでいる飼主さんが、しつけをする前にぜひとも知っておきたい5つのポイントを紹介します。

ここで紹介するポイントを頭に入れたうえで、大切な愛犬のしつけ(しつけ直し)をスタートしてください。

本来、犬は吠えるものである

人間がしゃべったとしても驚く人はいないでしょう。

それと同じように、犬が鳴いたり吠えたりするのは当然の行為です。

犬は人間のような言葉で話す事はない代わり、鳴き方や吠え方の違いで何かを伝えようとします。

まったく犬が鳴いたり吠えたりしなくなったら、病気を疑ったほうがいいかもしれません。

飼主さんが「うちの犬が吠えてばかりで本当に困る」と考えていたとしても、世の中に吠えない犬はいないのだと、考え直してみてください。

夜中に飼い犬が吠える理由

真夜中だけに限らず、夜が更けてから飼い犬が吠えるのは困りものです。

飼主さんの家族やご近所の皆さんが寝静まってから吠え始めると、「これは大問題だ」「近所に文句を言われるかもしれない」と悩んでしまう事もあるでしょう。

元々、犬の祖先であるオオカミは夜行性の動物でした。

現代の犬は人間の生活に慣れて昼行性に変わっているものの、祖先の習慣の名残がゼロとは言い切れません。

そんな犬に「夜は吠えるな」と言うのは無理な一面もあるのです。

犬の睡眠パターンは人間と違う

私たち人間は、自分の生活パターンが1日24時間制である事から、犬も同じように24時間制で生きていると思いがちです。

犬の生態に詳しい研究者によると、犬の1日は7時間制のパターンであると考えられています。

この7時間制の生活パターンにより、犬は人間が活動している昼間に眠っていたり、人間が眠る夜間に起きて吠えたりするのです。

犬の知能指数は幼児くらい

犬の知能指数を人間でたとえると、3~4歳の幼児と同じくらいという研究結果があります。

知能指数の数値は犬種の違いや個体差、犬の年齢によっても多少異なるものの、少なくとも小学校入学前の子供と同じレベルと考えていいでしょう。

「うちの犬はいくらしつけをしても覚えない」と嘆いている飼主さんは、犬は3~4歳児くらいの知能と考えれば納得出来るはずです。

犬の都合と人間の都合は違う

ごく当たり前の話ですが、犬は人間の都合に合わせて生活しているわけではありません。

人間に飼われるようになってから、犬は可能な限り人間の都合に合わせて生活するように変化してきました。

だからといって本来の動物としての本能や生活スタイルをすべて失ったわけではなく、犬には犬の都合があると考えればしつけの仕方も変わってくるのではないでしょうか。

吠え癖のある犬のしつけでは飼主の自覚が重要!!

吠え癖のある犬のしつけでは飼主の自覚が重要!!
犬を飼ううえで、飼主には自覚が必要と聞くと、何となく気が重いと感じる人もいるかもしれません。

ここでいう「自覚」とは「立派な飼主になれ」という事ではないので心配はご無用です。

飼主に必要な自覚は単に「常に飼犬のリーダーであれ」というだけです。

リーダーは「ご主人」と言い換える事も出来ます。

犬はリーダーであるご主人に従う事を幸福と感じる習性があるからです。

ペットの犬は友達ではない

可愛いペットのワンコが我が家にやってくると、飼主は往々にして「犬といい友達になりたい」と考えてしまうものです。

一緒に散歩したり遊んだり、ときには昼寝をしたり…と想像するだけでも楽しみになるでしょう。

犬は人間にとって忠実な良い仲間で、深い信頼関係や友情を育む事は可能です。

そうした点から、ついつい「良い友達に」と考えてしまう人が多いのも事実なのです。

犬の習性を考えた場合、飼主と友達関係になるのは必ずしも良い事ではありません。

はるか昔、犬の祖先であるオオカミは群れをなして生活してきました。

群れにはリーダーがいるだけでなく、群れのオオカミたちにも厳しい序列が付けられていました。

リーダーは主導的立場であり、それ以外のオオカミは序列に従う縦社会を形成する事で敵から身を守っていたのです。

オオカミの子孫である犬にもこの習性は残っており、リーダーが存在する事で安心して生活出来ると感じているわけです。

飼主は友達ではなく主人

犬の吠え癖を直すためのしつけをするためには、飼主は常にリーダーでいる必要性があります。

しつけには命令が重要なポイントですが、友達関係でいては犬は命令を聞かなくなってしまうからです。

リーダーがリーダーたる由縁は、群れを統率して食べ物を得たり、敵から身を守るための判断を下すという点にあります。

人間の飼主も同様で飼犬にエサを与えたり、安全な環境を作り飼犬を敵から守るという役割を担っています。

そうする事で飼い犬は安心して生活出来、飼主をリーダーと認めて命令を聞くようになるわけです。

飼い犬と仲良しの友達関係になって生活するのは楽しい事ですが、それだけではしつけは出来なくなります。

飼主は友達ではなくリーダー(主人)であるべきなのです。

リーダーになるとしつけが出来る

飼主がリーダーとして行動して、初めて犬は命令に従います。

吠え癖を直すためのしつけをしても、犬は従順に従うようになるでしょう。

友達関係でいる限り犬は飼主を尊敬する事はなく、命令されても「あれ、何か言ってるけど関係ないかな」としか思わないのです。

飼犬の吠え癖を直すしつけをしたいなら、犬とは友達ではなく自分はリーダー(ご主人)なのだという自覚を持ってください。

飼主が犬のリーダーでいるための5つの鉄則とは?

飼主が犬のリーダーでいるための5つの鉄則とは?
飼犬にとって幸福なのは、飼主がリーダーであるという事です。

リーダーがいてこそ、犬は安心して毎日の生活を営めます。

これは犬の祖先であるオオカミの生態から導き出された考え方で、多くの研究者やドッグトレーナーが提唱している犬の育て方とも一致しています。

吠える犬のしつけをしようとしても、飼主がリーダーの役割を果たしていないと効果は上がりません。

犬はリーダー以外の存在からしつけられたり、命令をされる事に納得しないからです。

吠える癖を直すためのしつけをしたいなら、まず飼主はリーダーとして行動してください。

次に飼い犬からリーダーと認められるための5つの鉄則を紹介します。

犬に関心を持つべし

「飼い犬は家族が面倒を見るから自分は関係ない」というようではリーダーとして認めてもらう事は出来ません。

飼主が犬の動向に関心を持てば、自然と犬も敏感に反応するようになります。

これはしつけをするときも同様で、犬が敏感に反応する事でしつけの効果が上がるわけです。

強い精神力を持つべし

愛するペットであっても、しつけのためには甘やかしは禁物です。

犬が夜鳴きをしたからといって、心配で見に行ってしまうというようでは、いつまで経っても吠え癖は直りません。

愛犬を吠え癖のない良い犬にするためにも、強い精神力を持ってしつけを全うしましょう。

飼主である自覚を持つべし

あなたが帰宅したとき、飼犬が玄関まで出迎えに来ますか?

もしそうでないなら、ご主人とは認めてもらっていないのかもしれません。

自分は飼主であり、犬は飼われている存在という関係を作らない限り、リーダーになるのはむずかしいでしょう。

自分はリーダーという意識を持ち、飼主としての自覚を育ててください。

犬に手を掛けるべし

犬は好きだし可愛いとは思うが、エサやりや散歩は家族に任せきり…。

このような飼主では犬は言う事を聞かなくなります。

犬に触れたり一緒に遊んであげる事は信頼関係を築くうえで不可欠です。

常日頃から触れ合う機会のない人に対し、犬が「この人は自分のご主人だ」と認識するのはむずかしいでしょう。

自分に犬を従わせるべし

どんなに可愛がっている犬でも、飼主が言いなりになっていてはリーダーにはなれません。

常に犬のご機嫌とりをしていたり、甘えられると何でも許してしまう態度は慎みましょう。

リーダーとして認められるには、毅然とした態度でいる事が重要です。

最初は抵抗があるかもしれませんが、人間が犬を従わる構図のほうが結果的には上手くいくのです。

吠え癖を直すためのしつけを成功させるためにも、飼主がリーダーとなって犬をリードしていく必要があります。

根気よく続けていけば、しつけは必ず成功します。

あきらめずにコツコツと続けてください。

犬の吠え癖を直すためには家族の一致協力が必要

犬の吠え癖を直すためには家族の一致協力が必要
吠える犬のしつけで悩む飼主さんは意外に多いものです。

散歩に出掛けるたびにヨソの犬に吠え掛かったり、深夜の時間帯に吠え続ける、来客や配達員に吠えかかるなど、問題を抱えている飼主さんもいるでしょう。

一念発起して無駄吠えをなくすしつけをしようとしても、思いのほか上手くいかず投げ出してしまったという飼主さんもいます。

犬の知能は人間でいえば3~4歳児程度のレベルです。

人間の幼児のしつけも、母親だけではなく父親や祖父母が手を貸すように、飼犬のしつけにも家族の協力が必要です。

どのような場面で家族の協力が必要なのか、詳しく説明していきましょう。

飼主だけに押し付けない

「パパが飼主なんだから…」「ママが飼うって言ったんだから…」「○○ちゃんが飼いたいって言ったから…」と、犬のしつけを一人に押し付けないでください。

誰が飼主であっても、また誰が飼いたいと言い出したとしても、その犬は今では家族の一員なのです。

犬が吠えれば迷惑するのは誰でも同じです。

家族の共同責任と考えて、みんなで協力してしつけをしていきましょう。

全員の意志統一を図ろう

犬のしつけをするには家族全員の意志統一が必要です。

例えば夜中に吠えるのを止めさせようとすれば、「いくら吠えても無視する」というしつけが欠かせません。

誰か一人でもそのルールを破ってしまうと、犬は「吠えれば誰かが構ってくれる」と学習してしまいます。

これではしつけの効果が上がらないのは言うまでもない事でしょう。

犬が無駄吠えを止めるまでは、家族全員が意志を統一して事に当たる必要があるのです。

家族で話し合う姿勢も大切

吠える犬のしつけは一朝一夕には成就しません。

犬はもともと吠える動物で、吠える事で何かを訴えようとするからです。

「うちの犬が吠えるのはどんなときか?」「吠え方によって意味が違うのか?」「何をすれば吠えるのが止まるのか?」等々、家族みんなで知恵を出して話し合ってみましょう。

すると、意外な人から良いアイデアが出たり、気づきもしなかったヒントがもたらされる事もあります。

対応が異なると犬も混乱する

犬のしつけで重要なのは「家族が全員同じ対応をする」という事です。

パパは厳しく対応するのに、ママは甘やかしてしまう、子供たちは気分次第で対応するといった状態ではしつけは成功しません。

犬が対応の違いに混乱し、何が正しいのか分からなくなるからです。

犬の知能は人間の幼児程度という事を念頭に置き、みんなで同じ対応をして正しい方向に導いてあげましょう。

犬のしつけでストレスを溜め過ぎないためにすべき事

犬のしつけでストレスを溜め過ぎないためにすべき事
あなたは「育犬ノイローゼ」という言葉を聞いた事があるでしょうか?

育犬ノイローゼとは犬を育てる過程でストレスが溜まり、ノイローゼに似た症状が起こる状態をいいます。

子育ての育児ノイローゼとは多少の違いがありますが、情緒不安定やうつ状態、睡眠障害、摂食障害などが起こる可能性があるという点では共通点があります。

犬の飼主や家族のなかには、こうした育犬ノイローゼに陥る人も少なくないのです。

育犬でストレスが溜まる原因

育犬でストレスが溜まる原因のトップとして犬が吠えるのを止められない事が挙げられます。

その代表的な例が「犬の無駄吠え」「夜中の吠え声」「人に吠え掛かる」といった犬の行動です。

しつけの完成していない犬はいろいろな問題を起こします。

室内を荒らす、トイレの失敗をする、人に噛みつくなどの問題も起こりやすいものですが、吠えるとなると意味合いが異なってきます。

犬の吠え声は飼主が思っている以上に他人には騒音と感じられます。

そのため、ご近所の人から苦情を申し入れられるケースが多く、他の悪い癖よりも飼主や家族の負担になりやすいのです。

育犬ノイローゼの原因に飼犬の無駄吠えが多いというのは、こうした理由によるものです。

育犬ノイローゼの飼主の例

「犬を育てるくらいでノイローゼとは大げさな」と思う人もいるでしょう。

実際に育犬でノイローゼになった飼主や家族のなかには、頭痛や嘔吐、動悸、不眠などの症状が発し、パニック障害に陥ってしまった人もいます。

心療内科や精神科に通院し、薬剤を服用している例もあります。

どの飼主や家族でも犬のしつけでは大なり小なり苦労するものですが、ここに至るまでにはかなりの苦労があった事が想像出来ます。

育犬でノイローゼ状態になる理由は飼主や家族によって多少の違いがありますが、その多くは「しつけが上手くいかない」「周囲の人から文句を言われた」「また失敗するのではないかと怖い」「失敗すれば、また文句を言われる」と堂々巡りになっています。

結果として精神的なストレスが溜まり過ぎてしまうのです。

無理をせず自然体で育犬する

犬を飼ううえで「しつけ」は欠かす事が出来ません。

だからといって、しつけが上手く行かないというだけですべてが飼主(家族)の自分が悪いと、責任を感じる必要はないのです。

しつけが上手くいくか否かは犬によっても異なります。

覚えの早い犬もいれば遅い犬もいます。

飼主や家族だけの責任と思い込んでストレスを溜めず、大らかな気持ちで育犬をしていく事を考えましょう。

どうしても上手くいかない場合はプロのドッグトレーナーに頼むという方法もあります。

犬を飼う事で飼主や家族が重い責任を担うのではなく無理をせず自然体で育てていく事も大事です。

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